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小禄に残る古道を歩く

【那覇市】
さて、ブログ記事としては初となる県内です。
しかも今回はミニツアーで、正味1時間半のプチ探索でした。
自分もいい年になり、県外や海外だけでなく、地元にも少し興味が出てきました。
郷土の文化に触れる良い企画を見つけました。


那覇市観光協会が開催しているミニトリップ那覇まちま~いです。
コースの種類が多くて、県人でも楽しめそうなものがありました。
今回はその中から(4)小禄に残る古道を歩くに参加しました。
参加費は税込み保険料込みで1,000円。
ゆいレール奥武山駅がこのツアーの出発到着地になります。
基本的に歩いて散策(約1時間30分)。
最初のポイントは後原ヒージャー小です。
「くしばるひーじゃーぐわぁー」と読みます。
水源からの引き込みによる井戸で、現在もわずかに水が出ています。
今はその名残を復元している石組みがあり、拝所になっています。

その井戸の近くからいよいよ小禄の古い集落に入っていきます。
狭い階段をのぼると、直ぐに古い石垣が出現。
前後直ぐまでは家があったようですが、今は石垣だけが残っています。
中は家庭菜園になっていました。


さらに進んでいくと、少し大きな道に出ます。
ふだんは気にも留めないのですが、小さな祠がたくさんありました。
屋敷神で、各自の家や土地にお祭りしているもの。
家型が多い中、石を積み上げた珍しいものがあったので写真に撮りました。
大きく見えますが、実際には高さ30cmぐらいです。

坂道を上りながら、今回のツアーのメイン“森口公園”へ。
沖縄の公園は大きく2種類あります。
区画整理などでできたものと元々拝所があって宅地にできないもの。
森口公園は後者で、公園のほとんどが拝所になっています。
坂の途中に、旧字小禄のノロさんの家がありました。
ノロとは国家~地域の祭祀を司る神職のことです。
ほとんどが世襲制で、それなりに立派なお屋敷に住んでいたようです。
古くて立派なヒンプンがあり、聖域らしく大きなクバの木が生えていました。
ノロさんが儀式前に身を清めた井戸が“後ン井川”(くしんかーがー)です。


気を取り直して、坂をどんどん登っていきます。
数分で丘の上に到着。
丘の上の広い範囲が森口公園になっています。
そしてほとんどが拝所。
旧字小禄の旧家の宗祖を奉る殿(とぅん)を見ました。
メインの拝所と、旧家13家の宗祖を奉る小さな祠が半円形に配列されています。
また、殿の先の方にはカニマン御嶽(かにまんうたき)があります。


王府時代の旧道といえば首里金城町の石畳が有名です。
この小禄にもわずかではありますが、石畳道が残っているのだそうです。
今回、このツアーに参加して初めて知りました。
ただ、残念なことに歩くのに不便のため数年前にコンクリートが打たれたそうで、石畳はわずかしか残っていません。
歴史遺産か現在の生活の質か、なかなか難しい問題です。


今回は初めての県内プチ探索でした。
参加料金が手頃で、案内地図と絵はがきのプレゼントまでありました。
地元の歴史、遺残、民俗について学ぶ良い機会になりましたよ。
暑くない季節に他のツアーにも行ってみようと思います。


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